2017/08/11
今回は、先日観戦してきました新しい競技“スーパーリーグ”について書いてみようと思います。
SUPER LEAGUE
2017年7月28日
プロボディビルの世界一を決める大会であるミスターオリンピアを6回制した伝説的ボディビルダーでもあるドリアン・イエーツが会長を務める新競技「スーパーリーグ」が初めて開催されました。
(なお、CEOは City Athletic Club のオーナーでもあるJea Jung氏です。)
この日は、IFBBのアメリカアマチュア団体NPCにおける最高峰の大会「USA」が行われる日です。
場所も同じラスベガス。
そのような状況で、スーパーリーグは前述のCity Athletic Clubというジムにて行われました。
この新しい競技、私も詳細はまだ理解していないのですが、ざっくり下記のようなルールとなっています。
ルール
◆ROUND 1:
・8種類のトレーニング種目を行う。
・12レップスできる重量を競う。
・体重も考慮される。
8種類の種目は次のようなものです。
()内はメーカーです。
1.プレートローデッド・レッグエクステンション(Super League)
2.プレートローデッド・スクワット(Arsenal)
3.ラットプルダウン(Arsenal)
4.ラックデッドリフト(Sorinex)
5.スタンディングショルダープレス(Super League)
6.ダンベルカール(jBell)
7.インクラインダンベルフライ(jBell)
8.プレートローデッド・ディップス(Arsenal)
この8種目を順番に行っていきます。
もちろん、種目間はインターバルも取りますし、その間にアップも行いながら本番の重量を自分で決めます。
1.プレートローデッド・レッグエクステンション(Super League)
2.プレートローデッド・スクワット(Arsenal)
3.ラットプルダウン(Arsenal)
4.ラックデッドリフト(Sorinex)
5.スタンディングショルダープレス(Super League)
6.ダンベルカール(jBell) & 7.インクラインダンベルフライ(jBell)
奥の丸いダンベルがjBellです。
手前左がダンベルカール、右がインクラインダンベルフライです。
8.プレートローデッド・ディップス(Arsenal)
それぞれの種目につき、1人ずつ審判がついてレップスをカウントします。
観戦していても、どのようなレンジならOKなのか、12レップスできなかった場合はどうなるか、などの確認はできませんでした。
◆ROUND2:
・特別な測定器を使って体の比率を測ります。
・「上半身とウェストの比率」、「下半身とウェストの比率」、「上半身と下半身の比率」がスコアとなります。
残念ながら、観戦中にこの測定を観ることはできませんでした。
◆トータルスコア
・ROUND1とROUND2の合計によって、トータルスコアが決まります。
これがスーパーリーグの概要です。
Bodi Cafe
午後4時開始と聞いていたので、3時半ころ会場に到着。
さっそく Bodi Cafe を覗いてみます。
Bodi Cafe というのは山岸さんと女子ボディビル世界一を10回達成したアイリス・カイルが共同で行っているショップです。
ラスベガスの有名ジム「City Athletic Club」内にあります。
トレーニング前後のプロテインシェイクやスムージーの他、サプリメント、ウェア、ギアなどを豊富に扱っています。
しかもありがたいことに、オンラインショップもあり、手軽に海外のサプリメント等を購入することができます。
しかもしかも、このオンラインショップは日本語対応していますし、質問にも日本語で答えてくれます。
単なる人気サプリメントの販売ではなく、山岸さんとアイリスがセレクトしたものですので、一歩先を行きたいトレーニーにはお勧めです!
配送も海外とは思えないくらい速いです!
会場
さて、Bodi Cafe を一通りチェックしたらジム内のスーパーリーグ会場に向かいます。
以前は格闘技系のトレーニングができるスペースでしたが、ここを改装してスーパーリーグスペースにしたようです!
準備中
みなさん、準備しています。
試合開始
さてさて、16時にスタートするとアナウンスされていましたが、実際に始まったのは18時近く・・・
しかも始まったのか始まっていないのかわからない始まり方でした(笑)
8種目のマシンが左右に2台ずつ円形に並べられて、2チームに分かれて行っていく、というようなやり方です。
イメージ(きたない画ですみません。)
↓
マイクオハーンともう一人(すみません、名前わかりません。)がキャプテンみたいな感じで、選手に気合を入れながら行われていきます。
当初は、タイタン vs Xマン として、トニー・フリーマンの予定だったようですが会場には現れませんでした。残念。
そうこうしているうちに、いきなり競技が始まっているようです!
本気で挙げています。
途中、吐いている人もいました。。
しかもわざわざ中央に来て床に吐いていました。。。
いちおう、一台に一人ずつ心配のような人がついてレップ数を数えていますが、「どこまで下さないといけないか」「どこまで挙げないといけないか」など細かい部分が全く分かりません・・・
アップもどれくらい行っていいかもわかりませんし、レストは何分以内なども全然わかりません。
2チームに分かれて行っていますが、それぞれの選手が同時にやるわけでもないのです。
各種目はこのような感じで行われます。
Quad Extensions (by Super League)
Power Squat (by Arsenal)
Plate Loaded Pulldowns (by Arsenal)
Hurricane Deadlifts (by Sorinex)
Viking Press (by Super League)
Double Hammer Curls (by jBells) & Crucifix Flys (by jBells)
Plate Loaded Dips (by Arsenal)
また、終わった選手のウェイト(らしきもの)が壁に表示されていくのですが、正直よくわかりません。。。
そんなこんなでしばらく観ていましたが、特別大きな盛り上がりもないし、疲れてきたので退散しました。。
観戦した感想は?
というわけで、競技というかコンセプトとしては非常に面白いのですが、ルールの明確化、およびイベントとしての進行その他の問題が改善されると良いかと思いました。
観客も立ち見でバラバラでしたからね。
すり鉢状の会場じゃないと、かなり観るのは難しいです。
または映像で観るのに向いているのかもしれませんね。
次回以降に期待!
最後に・・・
このスーパーリーグの会場にも来ていた、リッチ・ピアーナが亡くなりました。
この日からわずか数週間後のことで本当に驚きました。
気軽に写真にも応じてくれて、とても良い人でした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
seto